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役者乞食

頬を撫でる11月の風

身を寄せるウシガエルの夜鳴き声

そして一面に波打つ金色の稲穂たち

 

そのありふれた自然の中に一人、土に還らんと身を横たえた老人がいた

老人には孫が二人いた

二人は兄弟で、弟は都に出て役者となった

劇場の衆目の中、彼は祖父の最期を語る

「一粒の米の話をしよう。生き血を啜り実をなした、無慈悲な米と人間の話を。」

脚本・演出 山本タカ

■出演         ■スタッフ                
石綿大夢    照明   山本創太           
草野峻平    演出助手 きたざわふみこ 加藤みさき
後藤祐哉    演出部  竹田悠一郎
川名幸宏       宣伝美術 ゴトウユウヤ
          運搬   城ヶ崎満月
                   撮影      笠井浩司

くちびるの会HP → http://www.kuchibirunokai.jp

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