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百年時計

「聞かせておくれよ、その物語を」


その時計は、さび付いているものの確かに脈打っている。

高慢な嘴は、背中に落ちる影となった
勇敢な心臓は、家々にともる灯となった
親の涙は、降り積もる雪となった

すべて消え失せてしまったが、本当は一つの物語なのだ。
ここにあるのは、たった一つの時計台と、老婆と、
そして過ぎ去った数多の伝説だ。

ゴーリキー作 短編小説「イゼルギリ婆さん」
無限マイナス 楽曲「百年時計」
両者の織りなす、この世ならざる狂想曲

脚本・演出 山本タカ

■出演            ■スタッフ          
石綿大夢         舞台監督 正木拓也     
草野峻平         照明   山本創太   
後藤祐哉         音響   神田圭 
服部健太郎     演出助手 きたざわふみこ
加藤みさき     宣伝美術 ゴトウユウヤ
鈴木由里         運搬   城ヶ崎満月

くちびるの会HP → http://www.kuchibirunokai.jp

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